今回はじめてテックブログに投稿します、イシカワです。
主な業務として、クラウドの活用推進活動に従事しております。
クラウド活用推進活動といえば、昨今では多くの企業で取り組まれているCCoEが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
ビデオリサーチでもCCoEを通して、全社的にクラウドの利用推進を行っております。
この記事では、ビデオリサーチのCCoEとしての取り組み内容や立ち上げてよかったことをご紹介します!
CCoEとは?
CCoEはCloud Center of Excellenceの略で、直訳すると「クラウドにおける中核的研究拠点」となります。
実際には、組織がクラウドを安心・安全に利用できるよう交通整理を行うことが主たる業務となってきます。
ちなみに、CCoEは主に以下の3つの組織的立ち位置が存在しているようです。
- 情シス部門が中心となり活動
- IT部門が中心となり活動
- 全社横断的な活動
ビデオリサーチでは「2. IT部門が中心となり活動」しています。
CCoEの目的と活動内容
ビデオリサーチのCCoEの目的として、「クラウドでビジネスや人の成長・改善を加速する」を掲げています。
常に変化する時代において、クラウドという柔軟性の高いプラットフォームを最大限に活用し、ビジネスを加速させることが重要だと考えています。
CCoEを発足しようとした経緯として、社内でのクラウド導入が進む一方で、ガバナンスが弱かったことが挙げられます。
また、開発案件に対するクラウド有識者の不足や人材確保、スキル向上が進んでいなかったことも課題でした。そこで、2022年にCCoEを立ち上げましたが、当初は兼任かつ一人体制でした。2023年にIT部門全体で取り組むようになり、各取り組みに対してチームリーダーを設けることとしました。
IT部門として取り組むにあたり、大きく4つの活動方針を取っています。
ガバナンス
クラウドを安心安全に利用するためのガイドラインやルールを整備します。
社内でクラウドを利用する際のガイドラインや利用ルール、セキュリティチェック、コスト管理などを行っています。開発・運用サポート
クラウドの開発や運用において、アドバイスをしたり、プロトタイプ作成支援をしています。
また、業務自動化なども支援し、ITに馴染みのない部門にも有用性をアピールしています。人材育成
資格取得を推進し、ビデオリサーチグループのクラウドスキル向上を行います。
当社ではエンジニアにe-learningの提供や資格取得の支援を行っています。また、社内向けに勉強会を開催し、クラウドを利用して何ができるかを発表し、DX推進の一翼を担います。情報発信・情報収集
AWS SummitやGoogle Cloud Nextなどに参加し、ビデオリサーチのテクニカル面を発信します。
過去にAWS SummitやGoogle Cloud Nextに登壇した際の記事も投稿しているので、ご覧になってみてください!
AWS Summit Japan 2021
aws.amazon.com
CUS-04
新しい視聴率の作り方 ~20000台のセンサ × 15000倍の処理量×クラウドマイグレーション~
Google Cloud Next Tokyo 2023
tech.videor.co.jp
実はこのテックブログもCCoEが管理・運営しています。
その他、技術研究やコスト削減サポートなどクラウドに関わることは幅広く活動しています。
特に技術研究結果は、このブログに投稿する予定です!
CCoE活動をはじめてよかったこと
コスト削減の効果を実感!
各事業で運営するサービスにおいて、アーキテクチャレビューや運用状況から、コスト削減が可能かを支援しています。
実際に、あるアカウントではリザーブドインスタンスを導入するだけで大幅な削減ができることがわかる、といったアカウント管理者が見落としていた簡単なコスト削減があったりします。
全社的なクラウドスキルの向上!
ビデオリサーチでは、CCoEがIT部門が中心となっていることから、IT部門全体でクラウドの資格取得に励んでいます。
実際にIT部門のクラウド資格保有率は50%を超えています。
また、Udemy を契約し、クラウド資格取得だけでなく、各スタックに応じた技術研鑽が可能となりました!
社内業務をクラウドで支援!
ビデオリサーチでもDXを推進しており、その一環としてCCoEも業務効率化の推進活動を行っています。
業務改善では各部門にヒアリングをして平準化できる業務から業務自動化を絶賛推進中です!
今後の展望
現状、CCoEの社内における知名度が限定的なため、全社的により知ってもらう必要があります。
特にDXへの道筋を照らしていくことがCCoEの目的なので、あらゆる部門にCCoEが持つ情報を届けていきたいと考えています。
今後もCCoEの活動については、不定期で掲載していくので、ビデオリサーチのCCoE活動にご注目ください!
最後に
ビデオリサーチでは、現在一緒にCCoE活動やサービス開発を推進してくれる仲間を大募集しています!
もしビデオリサーチに興味を持っていただいた方は、以下よりお気軽にご応募ください。