こんにちは。ビデオリサーチの新卒社員、フルヤです。
先月からスタートした業務・挑戦レポですが、今回は、ITパスポートを受験したので、それについてお届けします!
1. はじめに
まず、受験前の私のスペックについて書かせていただきます。
IT経験:ほぼなし。大学では文学部を専攻し、教養科目でC言語に触れたことはありましたが、ほぼ理解できずに終わりました。
他に所持しているIT系の資格:なし。
ITパスポートを勉強し始めた時期:試験日約2か月前
上記のように、IT未経験者のため、そもそもITパスポートという国家資格に、まだ数か月しかITに関わっていない人間が合格するのか不安しかありませんでした。しかし、短期間で合格したので、そんな私の受験記録を書かせていただきます。
受かる気がしないと思っている方の参考になれば幸いです。(私も勉強を始める前は受かる気がしませんでした。)
ITパスポートを取ろうと思った背景
先述した通り、IT知識がほぼ皆無なので業務の事前の説明を受けるときなどに、初歩の初歩から教えてもらうことになり以下のような状況でした。
- 説明を受けるのに時間がかかる
- 会議に参加するも、難しい単語が飛び交うため、何を話しているのかわからない
そこで、もっとスムーズに業務ができるようになりたいと思い、ITの基本的な知識を、資格取得を通じて習得することを決心しました。
2. 受かるためにやったこと
ここでは、私がITパスポートに合格するためにやったことを紹介します。
1日の勉強時間
2か月前~2週間前:約80分/日
- 私は、スキマ時間に燃えるタイプだったので、主に通勤電車(片道30分程度)やお風呂上りのドライヤーの時間など(20分程度)を活用していました。
2週間前~前日:約120分/日
- 平日は今までの勉強時間に加えてお昼休みに30分ほど勉強し、休日はカフェで2時間程度勉強したり、外出する時に電車の中などで勉強したりしました。
総勉強時間:約80時間
使った教材・ツール
使った教材は、主に3つです。
ITパスポート過去問道場
ITパスポートの過去問2500問を解くことができるサイトです。
【私が良いと思った特徴】- 無料で過去問を解くことができる
- 出題する問題の設定が細かくできるので、自分が勉強したい分野に絞って勉強できる
- 正答率が表示されるため、自分の出来具合が数値で分かる
- 設問ごとに3色のチェックボックスがあるので、復習したい設問の管理がしやすい
Udemy
今回私が視聴した講座は、「効率的な学習でITパスポート試験合格を最短で達成。ビデオコンテンツと演習で確かな実力をつける。」です。
【私が良いと思った特徴】- ITパスポート取得に必要な知識を4時間程度で習得できる
- 小さな単元ごとに数問程度の小テストがあるため、こまめに復習ができる
- 特にテクノロジ系の問題が分かりやすい
- 動画のダウンロードが可能でオフラインでも勉強できる
eduleapのITパスポート試験対策講座
テレビ朝日のアナウンサーが解説する動画でITパスポートの出題範囲の学習ができます。
【私が良いと思った特徴】- 動画ごとにまとめスライドがついており、単元ごとに単元末テストもあるので、復習がしやすい
- 解説動画は図を使ったものが多く、視覚的に分かりやすい
- アナウンサーの方が解説しているので、声が聞き取りやすい。
- 特に、マネジメント系、ストラテジ系の問題が分かりやすい
職場環境
IT部署に配属されており、質問しやすい雰囲気でした。
分からないことがあったときは、すぐに先輩たちに聞くことができました。
具体的な勉強方法
まず、通勤電車でUdemyの動画を視聴しました。この段階では、分からないことだらけでしたが、全体像を掴むことが目的だったので、そのまま突き進みました。
1か月程度で動画の視聴を終え、ITパスポート過去問道場に取り掛かりました。
ITパスポート過去問道場と並行して、インプットの補強として「eduleap」 も利用していました。
テクノロジ系の内容については、Udemyでの解説が分かりやすかったのと、業務で触れることがあり、先輩にも質問しやすかったので、理解が進んだのですが、ストラテジ系、マネジメント系の内容は、ITパスポート過去問道場を解いていて、全然分からないと感じることがよくあり、勉強が不十分だと感じたので、これらの分野を補うためにeduleapを利用していました。
ITパスポート過去問道場は、電車の中では「計算問題を出題しない」、「解説がない問題を出題しない」を設定して解きました。
問題ごとに赤黄色緑の3段階でチェックをつけることができるので、以下のように色付けしました。
- 間違えた問題→赤
- 当てずっぽうで正解した問題→黄色
- しっかり考えて正解したが自信はない問題→緑
ノートにまとめるより、問題を解いて、分からないものは解説を読んで、を繰り返した方が頭に入ると思ったので、とにかくひたすら解き続けました。
計算問題の勉強は、「計算問題のみを出題する」のオプションを利用して、休日にまとめて行っていました。
勉強を進めていくうちに、会議で出てくる言葉に聞き馴染みのあるものが増えてきました。
その中で、「聞いたことがあるがどんなものだったか思い出せない!」というものはなるべくその場で調べるまたは先輩に聞くなどして理解するように心がけました。
分からないものをそのままにせずその場で理解する、学んだ内容を日常業務に当てはめる、の2つが定着に繋がっていたのかもしれません。
当日やったこと
前日から当日にかけては、ITパスポート過去問道場で赤チェックをつけた問題を見直し、不安な用語をもう一度調べるなどをしました。
試験会場には、必要なもの以外は持ち込むことができなかったため、試験直前は頭の中で心配な語句などを反復して唱えるなどをして待ちました。
当日必要なもの
試験当日必要なものは、以下の2点です。
- 印刷した確認票(試験の登録をするとITパスポート試験の利用者ログインページからダウンロード可能)
- 顔写真付き本人確認書類
机上に置くことができるもの
ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、確認票、受験者注意説明書(会場で配布される)、会場で用意される備品(メモ用紙、シャープペンシル)
私が受験した会場では、上記のもの以外はロッカーに格納するよう指示がありました。
また、本人確認後、本人確認書類をポケットに入れるように案内されたため、当日はポケット付きの服装で臨むのが良いかもしれません。
3. まとめ
試験結果について
試験結果:合格
得点:
- 総合評価点:715/1,000点
- ストラテジ系:670/1,000点
- マネジメント系:770/1,000点
- テクノロジ系:670/1,000点
受験中の手ごたえ
- まったく分からない問題はほとんどありませんでしたが、2択に絞って迷うことが多いレベルでした。
- 余った時間は、迷った問題の見直しをして再確認したり計算問題を解きなおしたりしました。
- 試験時間は余裕があり、全問を見直すことは難しかったものの、不安な問題を一通り見直すことができる程度の時間はありました。
取って良かったこと
ITパスポートは、ITの知識はもちろん、法律や経営、プロジェクトマネジメントなどについての内容も含まれているので、勉強したことで、会議などの理解度が格段と上がりました。
また、私の会社ではDXに関するアセスメントを定期的に受けるのですが、ITパスポートで学習した内容が多く出題されたため、基準点に達することができました。
そして何より、入社して間もないころは、知識不足で仕事が思うように進まず、自信を無くすことがありましたが、資格を取ったという事実ができたことで、以前よりも自信を持って業務に取り組めるようになりました。
感想
私は勉強が苦手で、新生活に慣れることに精一杯だったので、果たして受かるのだろうかと心配しかありませんでしたが、日々のコツコツの積み重ねと、何より質問に快く答えてくださった先輩方のおかげで、無事に合格することができました。
先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は、クラウドの認定資格や、基本情報技術者試験などの資格にも挑戦して、立派なエンジニアを目指していきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました♪