ビデオリサーチ公式テックブログ

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【好評だったイベントを再び!】「Tech Day 2025~夏~」を開催しました!

はじめに

こんにちは。 ビデオリサーチのフルヤです。
今年春に開催した社内向けITイベント「VR Tech Day 2025」に続き、「Tech Day2025~夏~」を7月末に開催しました。

春編では、空間コンピューティングや生成AIなどの先端技術を中心に紹介し、社内からも多くの反響をいただきました。
夏編ではその反響を受け、技術の幅を広げるとともに、運営面でもいくつかの改善を加え、「ワクワクしながらITをより身近に感じてもらう」ことを目指しました。

春編の開催レポートはこちら↓ tech.videor.co.jp

本記事では、運営面での工夫や展示・講演の内容、そして当日の様子を記録としてまとめています。
お読みいただいた皆様の今後の社内イベント企画や、業務への技術活用を検討する際の参考になれば幸いです。

準備と工夫

夏編では、春編の開催を通して得られた気づきや反省点をもとに、いくつかの改善を加えながら準備を進めました。

春編では、展示内容は「面白かった」と好意的な声をいただいた一方で、「告知が遅く、回数も不十分だったことから集客がうまくいかなかった」「準備期間が短くてバタバタした」などの課題も出ました。

そこで今回は、告知を1か月前から開始し、告知方法も、ポスターの他に、エレベーターの画面、業務用PCのポップアップ通知、Outlook予定表への表示、3回にわたる告知メール配信など、より多くの社員の目につくような工夫をしました。

告知のポスター

また準備期間も、4月からチームでの週次定例を開催するなど、春編の時より長めに確保したことで、展示内容のブラッシュアップや、会場レイアウトの工夫、当日の動線・設営の確認など、より詳細な調整を行うことができました。

さらに、春編で得られた細かなフィードバックも反映しました。
例えば、春編の時は午前中の来場者が少なかったため、今回は午後からの開催に変更。
来場者の集中する時間帯に合わせることで、展示や講演の盛り上がりにもつながりました。

また、「会場内で誰が運営メンバーなのか分かりにくかった」という声を受け、今回は運営陣が法被を着用。来場者からの質問対応がスムーズになりました。

会場内は、マップを設置し、パーティションで各ブースを区切ることで、展示ブースの位置がわかりやすくなるように工夫しました。

展示ブースのマップ

このように、春編で良かったことはそのままにしつつ、より多くの社員が気軽に参加できてワクワクしてもらえるようなイベントを目指して準備を進めていきました。

展示・講演の紹介

今回の「Tech Day 2025~夏~」では、講演2編、展示6ブースを通して、多様な取り組みを紹介しました。
春編では先端技術やIT部門の取り組みにフォーカスした展示が中心でしたが、今回の夏編では、「日常業務に近い技術」「業界での活用事例」を取り入れ、「体験できる技術」をより多く設けるなど、幅広いテーマを取り入れました。

講演

今回は、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社AWS)様と、株式会社SHIFT AI様にご協力いただき、講演を行いました。

AWS勉強会

本勉強会では、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社AWS)様より3名の社員をお招きし、「AWSとは何か?」という基本的な内容から、「放送局や配信業界を中心としたAWSの活用事例」まで、前半・後半の2部構成でご紹介いただきました。 ビデオリサーチでのAWSの使い方や、顧客である放送局や配信業界、メディア業界におけるAWSの活用事例を説明していただき、自社、顧客双方の理解に繋がる講演でした。

AWS勉強会の詳細については以下の記事で詳しくレポートしています。

tech.videor.co.jp

Copilot活用セミナー

本講演では、様々な企業でAI活用推進の取り組みをされている株式会社SHIFT AI様をお招きし、Copilotのより具体的な活用方法をハンズオンで手を動かしながら学びました。 メール、会議などの日常の業務効率化のための活用方法や、AIエージェントの作成実践、そして最新機能である分析ツールの活用方法など、盛りだくさんでした。

Copilot活用セミナーの詳細については以下の記事で詳しくレポートしています。

tech.videor.co.jp

展示ブース

NTT東日本グループ様の展示

NTT東日本グループ様にご協力いただき、「音」に関する最新の技術をいくつか紹介していただきました。
耳に接触せず、音漏れもしない特殊なイヤホンや、神経科学の知見を活かして作られたリラックス効果が期待できる音楽など、先端技術を使ったデバイスを紹介いただきました。

RPAを活用した業務効率化事例

ビデオリサーチのグループ会社であるビデオリサーチコミュニケーションズの方にご協力いただき、データの自動集計など、RPAを活用した業務効率化の事例を紹介しました。

Apple Vision Pro

春編で好評だった、Appleから発売された空間コンピューティングデバイスです。春編では体験者本人しか楽しめなかったという反省を生かし、今回は体験している方が見ている映像をモニターに映し出して、ギャラリーも一緒に新しい視聴の形を楽しんでもらいました。

後ろのモニターに実際に見えている映像を投影

IT部門の取り組み紹介

春編でも紹介した「番組分析レポート」「調査票(オンプレ)LLM」に加え、今回はお客様に合わせて業務支援のためのシステムを開発していく「個別システム開発」の事例も紹介しました。

なお、当社IT部門の取り組みは以下の記事で詳しく紹介していますので気になる方はチェックしてみてください!

tech.videor.co.jp

当日の様子

当日は、多くの社員が来場し、展示や講演を楽しむ姿が見られました。

講演は、会場・オンラインともに多くの人が集まりました。
AWS講演はメディア業界の事例や、最新事例が参考になったという声がありました。
Copilotセミナーは、実際に手を動かしながら学ぶスタイルが好評で、「実務に活かせそう」という声が寄せられました。

展示ブースでは、デバイスの体験に盛り上がる様子や、社員の方々が担当者に質問し、深い会話を交わしたりする様子があちこちで見られ、ITに関する関心が高まったと感じる場面が多くありました。
特に、NTT東日本グループ様の展示は多くの人が体験を楽しんでおり、「来てよかった」という声も上がっていました。

また、会場内に生成AIで生成したBGMを流すことで、にぎやかでワクワクするような雰囲気を演出。さらに、法被を着たスタッフが「夏」を感じさせてくれる会場でした。

AWS講演の様子

法被が夏を感じさせてくれました

振り返りと今後への展望

今回のTech Day 夏編では、春編で得られた反省点を活かしながら、より多くの社員にとって参加しやすく、楽しめるイベントを目指して準備・運営を行いました。
講演・展示ともに多くの社員にご参加いただき、技術に対する関心の高さや、部署を越えた交流のきっかけが生まれたことを実感できる一日となりました。

一方で、「展示ブースの回遊性が低い」「講演時間帯に展示ブースが手薄になる」といった運営面でのさらなる改善の余地も見えてきました。
これらの気づきは、次回以降の開催に向けての大切なヒントとして活かしていきたいと考えています。

次回は来年2月頃の開催を予定しています。
次回以降も、社員一人ひとりが技術に触れ、気づきや刺激を得られるような場になればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!