こんにちは。
ビデオリサーチのフルヤです。
2026年2月13日、「VR Tech Day 2026 ~冬~」を開催しました。*1
本イベントは、社内外のテクノロジーや当社開発のシステムソリューションを「見て・触れて・体感する」ことを目的としたイベントで、今回で3回目の開催となります。
夏・冬の年2回開催として継続してきた本イベントですが、今回も業務の合間に立ち寄りやすい展示や、部署を越えた対談、参加型の企画を通じて、テクノロジーをより身近に感じてもらう1日となりました。
今回はそんな「VR Tech Day 2026 ~冬~」の開催レポートをお届けいたします!
また、フルヤは運営担当だったので、運営して感じたこともあわせてお届けできればと思います。
これから社内イベントを企画されている方の参考になれば幸いです。
- VR Tech Day 2026 ~冬~ の目的
- 13:00〜14:00|部署横断対談
- 14:00〜17:00 | 展示/AIクイズラリー
- 当日の様子
- イベントを通して感じたこと(運営視点での気づき)
- 課題点
- おわりに
VR Tech Day 2026 ~冬~ の目的
今回のVR Tech Dayでは、「ITを、もっと身近な“共創の力”に」をテーマとして掲げました。
技術そのものの紹介にとどまらず、「自分の業務にどう活かせるか」「他の取り組みとどうつながるか」を考えるきっかけになることを目指しました。
そのために、次のような観点を軸に企画を構成しています。
- 顧客向けに提供しているソリューションや研究事例を用いてシステムソリューションの取り組みや案件の進め方を知ってもらう
- 最新のテクノロジーに触れることでワクワクしてもらう
- 業務を効率化するヒントを得てもらう
- 生成AI(Microsoft 365 Copilotなど)の活用促進
13:00〜14:00|部署横断対談
イベント前半の13:00〜14:00は、部署横断の対談セッションを実施しました。 今回が初の試みです!
事業/営業部門と社内のIT・システム設計/開発を担うシステムソリューション部門が、実際の取り組みを題材に、AI活用や業務改善について対話しました。
事業部門 × システムソリューション部門
この対談は、事業部門とシステムソリューション部門が連携して開発を進めた、調査票(アンケート設問票)の設問案を作成する独自AI「調査票LLM*2」を題材に行われました。
キーワードは「人とAIの協調設計」。
構想や実装に至るまでの進め方、実際に使ってみて感じたメリットや難しさから、AIとどう付き合っていくかについてリアルな視点が語られ、取り組みの現在地と今後の展望を知る機会となりました。

営業部門 × システムソリューション部門
この対談は、営業部門とシステムソリューション部門が連携して顧客課題を解決した案件を題材に行われました。
「部署の垣根を越えていく」をキーワードに、顧客の業務課題にどう向き合い、どのように役割分担しながら進めるかについて語り合い、部署の垣根を越えて早い段階から連携することで得られた気づきや、今後の案件拡大につなげるためのヒントが共有されました。

営業側は支社社員の登壇だったので、モニターで顔を映しました!
14:00〜17:00 | 展示/AIクイズラリー
対談終了後の14:00以降は、展示ブースとAIクイズラリーを実施しました。
展示ブース
今回は、前回よりも多くの社内外の取り組みを紹介する展示ブースを用意しました。
それぞれの展示について紹介します!
他社の最新テクノロジー展示
今回は、NTTグループ各社様および電通総研様にご協力いただき、社内外の最新テクノロジーを体験できる展示を出展してくださいました。
NTT-ME社・NTTテクノクロス社
実空間を3D化して自由に視点を動かせる「3Dマップツアー」や、話した声がリアルタイムで別の声に変換される「リアルタイム音声変換」、島を3D化し空間内を自由に歩き回ることができる「島まるごとメタバース」など、映像・音声・空間に関する様々な技術を紹介してくださいました。NTT ExCパートナー社
ハラスメントの被害者視点などをVR体験できる「ハラスメント研修VRパッケージ」や、AIとの短い対話を通じて思考整理をサポートし、成長につながる「気づき」を提供する「対話型AIによる内省(振り返り)支援『GrowNavi Reflect』」などを出展してくださいました。
「ハラスメントVRパッケージ」体験中 NTTソノリティ社
前回に引き続きご協力いただきました。音響ブランド「nwm(ヌーム)」より、NTTの特許技術を搭載した耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン「耳スピ」シリーズを、実際に体験できる形で展示していただきました。電通総研様
カスタマーセンターでAI音声による自動対応を実現させた「対話型AIプラットフォーム『Kore.ai』」というソリューションを出展してくださいました。
社内関連の取り組み・研究事例の展示
当社開発のシステムソリューションの取り組みを、システムソリューション部門以外の方々に紹介しました。
AIを活用した資料作成のデモ
提案書のたたき案を自動生成し、短時間で資料化まで進めるAIエージェント(業務自動化ツール)を作成し、活用した事例です。
ノウハウをナレッジ化して属人化を排除することの大切さを伝えました。顔照合システムによる業務効率化事例
テレビCMの出演タレントを自動で認識・採録するシステムを紹介しました。
手作業の省力化と認識差を解消して精度の高いデータ登録を行った事例です。データカタログ*3「デタミル」の紹介
AIエージェントが自律的にデータを探索、回答を生成する、視聴ログデータ*4基盤上のデータを一覧化したデータカタログウェブアプリを紹介しました。人流測定による地方創生に向けた取り組み
地域活性化にむけた人流測定による観光分析やイベント動態把握の取り組みを紹介しました。
また、このソリューションを使って、当日の来場者数のカウントも行いました!
AIクイズラリー
今回初の試みです。
会場内に5つの問題を設置し、クイズラリー形式で回答してもらいました。
クイズは、会場内の展示を見て回りながら回答する形式で、生成AIの利用時に気をつけたいポイントや、AIの仕組みに関する内容が中心で、社内のAI活用推進チームが作成しました。
楽しみつつ理解を深められるAIクイズラリーを目指しました。
そして、全問正解した方の中から抽選で5名に、NTTソノリティ様のイヤホン「耳スピ」シリーズをプレゼントしました。
プレゼントとして用意した「耳スピ」は、当日展示にご出店いただいたNTTソノリティ様の製品です。
また、この「耳スピ」は夏に開催したVR Tech Dayでも展示協力いただいた製品で、来場者からの反響があったことから、今回のAIクイズラリーの景品として採用しました!
ここで、当日出題したクイズの中から一部をご紹介します。
Q1. Microsoft 365 Copilotが参照できる情報の範囲は?
次のうち、Microsoft 365 Copilotが参照できる情報として正しいものはどれでしょう?
- 自分がアクセス権を持つMicrosoft 365上のデータ
- 社内に存在するすべてのファイル
- インターネット上のあらゆる情報
正解:a. 自分がアクセス権を持つMicrosoft 365上のデータ
Microsoft 365 Copilotは自分の権限で見える範囲のデータのみを使います。
例えば、鍵がかかっていてあなたがアクセスすることのできない他の部署のファイルがあったとしたら、あなたのCopilotはそれを参照することはできません。
同じく、インターネット上のサイトなども、あなたのMicrosoftアカウント上でアクセス権限がかかっていたとしたら、Copilotもそれを見ることはできません。
Microsoft 365 Copilotを使えば「全部丸見え」というわけではないのです。
Q2. 「社内向けの配布資料として、貼り付けてそのまま使える要約」として生成AIに作ってもらいます。次のうち、最も“事故りにくい”プロンプトはどれでしょう?
- 「この資料を要約して。重要そうなところは省略しないで」
- 「あなたはプロのコンサルタントです。この資料を分かりやすくまとめてください」
- 「この資料を、社内限定利用の前提で、200文字以内・箇条書き3点で要約してください」
- 「この資料を要約して、誤解が出ないように注意してください」
正解:c. 「この資料を、社内限定利用の前提で、200文字以内・箇条書き3点で要約してください」
cは利用範囲(社内限定)、分量(200文字以内)、形式(箇条書き3点)が明示されているため、情報過多や誤解、意図しない再利用のリスクが最も低い。
a・b・dは一見よさそうですが、抽象度が高く、AIに解釈任せになる箇所があるため、配布資料としては安全とは言えません。
<選択肢ごとの解説>
a:
・「重要そう」がAI解釈任せでブレやすい
・分量・形式・利用目的が指定されていない
b:
・役割付与は効果的だが、アウトプット条件が曖昧
・「分かりやすく」は人によって基準が違う
c:
・用途(社内配布)が明示されている
・文字数・構造が明確
d:
・意図は良いが、抽象度が高い
・「誤解が出ない」がAI的には難解
このほかにも、Copilot(生成AI)に入力してよい情報の範囲を選ぶ問題や、AIが生成した画像と実際の写真を見分ける問題など、 実務に近いテーマをクイズ形式で出題しました。

当日の様子
当日は、時間帯ごとに来場者が入れ替わりながら参加する形となり、 業務の合間に立ち寄り、展示やクイズに参加する姿が多く見られました。
13:00から行われた部署横断対談では、会場で耳を傾けながら話を聞く参加者の姿があり、 配信を通じて視聴する形で参加している方も多く見受けられました。
14:00以降は、各展示ブースで説明を聞いたり、実際に体験したりする様子が見られ、一人でじっくり見て回る方や、部署のメンバーと一緒に展示を見て回る方など、それぞれのスタイルで参加している様子が印象的でした。
また、AIクイズラリーでは、スマートフォンを片手に問題に挑戦する姿が多く見られ、特に「本物の画像とAIが生成した画像を見分ける問題」では、その場で立ち止まって考え込む様子も見受けられました。
展示の担当者と来場者の間で質問や説明のやり取りが行われるなど、会場内では終始、会話のある雰囲気となっていました。

イベントを通して感じたこと(運営視点での気づき)
良かった点
今回のVR Tech Dayでは、対談の時間と展示・AIクイズラリーの時間を明確に分ける構成としました。
前回の開催では、講演と展示を同時に行っていた時間帯に展示ブースへの来訪が少ない場面もありましたが、今回は時間帯を分けたことで、会場内に人の動きが途切れる時間が生まれませんでした。会場については、事前に場所を周知したことに加え、部屋を分けず一か所で実施したことで、参加者が迷うことなく各企画に参加できる動線をつくることができました。
コンテンツ面では、体験型の展示や最新技術に触れられる展示に加え、展示以外にAIクイズラリーという参加型の企画を設けたことで、会場内を回遊しながら楽しめる構成になりました。
また、展示した製品を景品として活用したことで、クイズへの参加意欲を高めるきっかけにもなったように思います。
課題点
会場設計について、今回はAIクイズラリーの参加導線をQRコードにしましたが、掲示されたサイズが小さめだったことから、「参加方法がわからない」という質問を時々いただいたので、分かりやすく工夫できる余地があったと感じています。
コンテンツのつくり方について、クイズの内容と展示を直接連動させていなかったため、展示内容とクイズの内容をより結びつけることで、展示への理解や来訪をさらに促すこともできたかもしれない、という気づきもありました。
対談の配信に関しては、音響面での調整に想定以上に時間がかかった場面もあり、今後はより入念なリハーサルが必要だと感じています。
おわりに
VR Tech Day 2026 ~冬~は、システムソリューションを「特別なもの」ではなく「身近な選択肢」として感じてもらうきっかけとなるイベントになりました。
こうした取り組みを通じて、来場者の方が自分なりの気づきを持ち帰れる一日になったことを願っております。
また、運営面で得られた気づきもあったので、次回以降に活かし、より良いVR Tech Dayを作っていければと思っております。
次回の開催も、ぜひご期待ください!
お読みいただきありがとうございました♪